質の良い睡眠と明るさの関係

明るい部屋では、なかなか寝付きにくいという方が多いと思います。
明るい光は自然な睡眠を促す「メラトニン」というホルモンの分泌が抑えられます。
このメラトニンというものは、眠りを誘うだけでなく、抗酸化作用によって細胞の新陳代謝を促したり、疲れを取り、病気の予防や老化防止など様々な効果を持つと考えられています。
つまり、質の高い睡眠をとるには欠かせないものとなります。

では、大体どれくらいの明るさだったらメラトニンの分泌が抑えられないのか。調べてみました。
結論から言いますと、月明りのもとで寝るくらいの明るさが良いようです。数字で言うと0.2~1ルクス程度。
実際に部屋で再現しようとすると、豆電球でも9ルクス程度はあるみたいですので、豆電球を部屋全体を照らす位置ではなく、足元付近や少し離して間接照明にすると、丁度よくなってきます。
部屋を真っ暗にして眠るのも大丈夫です。ただ、少しでも暗すぎて不安だと思う気持ちがある場合は、緊張感で睡眠の質が下がりますので、全く不安もなく安心して眠れる方なら問題はありません。